認知症対策


「人の名前を思い出せないことが多くなった」
「やる気が起きない」
「同じ話を繰り返す」
「家事が面倒」
何気ないこういった小さな不調の中に認知症の前触れが隠れていることがあります。

認知症は西洋医学では根本治療はないことがわかっています。
では漢方ではどうかというと、生活習慣で改善、もしくは予防ができそうです。

①腎虚(じんきょ)
老化と見られる症状は
五臓の『腎』の弱りとして考えます。
座り過ぎを避けて、足腰を適度に刺激しましょう。腎は骨を管轄していますので、かかとにある程度刺激が加わるような運動がおすすめです。

②瘀血(おけつ)
血が、ドロドロとした状態になったり、血管が固くなったりすることによって流れが悪くなってしまった状態のこと。
座りすぎを避け、体を冷やすことを避けましょう。何時間も同じ姿勢でいることは血流を悪化させます。

③肝鬱気滞
過度な感情によって、脳の正常な活動を邪魔している状態。情緒や筋を管轄する五臓の肝。
ストレスを無くすと考えるよりは、小さいガス抜きを繰り返すようにしましょう。
そのためになにか好きなことに没頭する時間を設けるのがおすすめです。

④脾気虚
五臓の脾は、胃腸など消化系を指す言葉。
日々胃腸ケアを欠かさないようにしてください。胃腸が嫌うものは、過剰な水分、冷たいもの、生モノ、脂っこいもの、味の濃いものなど。あっさり味で、あったかい食事を腹八分目にすることを意識して生活しましょう。

したがって、足腰をしっかりし、好きなことをして、胃腸を大事にしていれば大丈夫ということですね。衰えはしかたがないですが、いつまでも元気でいれるように日々気を付けていきましょう。今日もよろしくお願いします。

コメント

  1. 足を悪くされたら、いっぺんに衰えて認知症になられた方を何人も知っています。
    無理しない程度に運動必要ですよね。

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  2. そうですね。私も一年前に膝蓋骨骨折をしたときに入院しましたが、まわりは認知症みたいな老人だらけで、ああはなりたくないと思いましたね。こけたらあきません。

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