七十二候/蟷螂生(かまきりしょうず)
かまきりの子どもが卵から生まれる季節になりました。
昔、よく秋にカマキリの卵をとってきて机の鉛筆立てにさしておいて忘れて
この時期にその卵から子どもカマキリが大量に孵化して大慌てしたことがあります。
まあ、生まれたばかりのカマキリもしっかりカマキリの形をしているのがいいね。
200匹以上生まれるカマキリも成虫まで生き残るのは数匹といいます。
ですが、生き残ればそれまで食われる側だったのが、食う側になって
弱肉強食の中でトップに君臨するようになります。
生物の弱肉強食ではしかたがありませんが、人間社会において弱かったものが
トップにたてば、人を食い物にするのはいただけませんね。
そんなことはだれしもが知っているのですが、ほとんどの人が上にたてば
慢心することとなります。
社会を動かしているのは実は末端の実働部隊なわけで、
社会のトップなんて人たちはいなくても社会はまわるわけです。
極端にいえば、害毒でしかないのかもしれません。
私たちが社会を動かしています。
今日も一日よろしくお願いします。
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