日本の色/黄檗色
ミカン科の落葉高木である黄檗(きはだ)の樹皮の内側に黄色いコルク層があるのですが、その部分を中国や日本では胃腸薬や染料として使ってきました。コルク層を細かく砕いて煎じ、濾(こ)したもので染めると鮮やかな黄色に染まり、その色を「黄檗色」と名付けられました。
ただの黄色ではなくて、きはだいろと名付けるのが何とも言えない日本語ですよね。
言葉は自然と分岐していって、若者言葉であろうと、仕事言葉であろうと
同じものも言いやすさで言葉が分かれていきますよね。
たとえば、プリンターで印刷することも「印刷」「プリント」「出力」「印字」と
言い方も様々で、ときおり似て非なるものもあったりします。
言葉って面白いですね。意思疎通に必須ですが、ニュアンスも含めて正しく伝えることって本当にむつかしい。今日もよろしくお願いします。
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