桜鼠(さくらねずみ)
桜の花色を表す色を「桜色」といいますが、もう1つ「桜鼠」という色名があります。
淡い紅色にやや灰色、薄墨がかかったような、くすんだ淡い桜色です。
紅花で桜色に染めた後に、檳榔樹(びんろうじゅ)の実で染めて、
その後鉄分で媒染することによって薄い墨色を重ねてあらわします。
日本には言葉もそうですし、こういった色も細やかにありますね。
四季があるからか、すべてにおいて細やかな文化が育っています。
人付き合いにしても仕事にしても、この細やかな文化は大切にしたいですね。
ですが、昨今どうも殺伐として、失われていることが悲しいです。
効率や成果ばかり追求して、目に見えない細やかなところを
踏みつぶしていくのは決して最後には良いことにならないですね。
私はできるだけそういったところをひらっていければと思っています。
今日も一日よろしくお願いします。
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